ウサギとヒツジと時々オオカミ!?
「うわぁ…」
テーブルの上に並べられた料理にビックリしちゃった私。
だって、オムライスのハヤシライスが掛かってるのとエビフライとコンスープ。
「これ、吉川君のお父さんが全部作ったんですか!?」
「まぁね♪」
「スゴイです!!」
吉川君に、こっちって言われて席に着いた。
「まっ、遠慮なく食べてよ?」
「ハイッ!!いただきます!!」
私は、オムライスを一口口に入れた…
「美味しい!!」
「なら良かった」
「でも、キッチン見てみろよ?」
「??」
味に感激していると、吉川君にキッチンを見る様に言われて見ると
「わぁぁ…」
見事に散らかってた。
「やぁ、オイサン片付け苦手でね~」
「で、これが俺の役目なんだよ」
吉川君が綺麗好きになったのがちょこっと分かった気がする。
「まっ、アレはほっといて食べて食べて!」
私は、苦笑いしながらご飯を食べた。