ウサギとヒツジと時々オオカミ!?
由季の呼ぶ声が聞こえた。
振り返ってみると、由季は商品をそのまま着てて店員に店に連れて行かれてた。
吉川君の横に立って、吉川君の袖を握ってる愛菜の姿が見えてまた私は走った。
吉川君も愛菜も見えないとこまで。
「やだよ……やだぁ」
私は、立ち止まって街中なのに人目も気にしないで泣いた。
結局、あの2人が一緒に居るところ見たら吉川君の事を信じれなかった。
いや、信じる事出来てなかったんだ。
無理矢理、自分の中で信じれって言い聞かせてただけなんだ。
吉川君は、何も言わなかった。
吉川君が愛菜って子を呼んだ……
もう、分からない。
ずっと気まずくて、ずっと寂しい気持ちで…
私、吉川君と離れたくないよ。