ウサギとヒツジと時々オオカミ!?
ヒツジの幸せ
―kazuya.side―
「好きだよ~…吉川君」
お前、俺を信じてくれるんだな…。
俺は、優美の事に気付いてやれなくて嫉妬深くて。
それが少し辛かった。
離れようとも思った。
でも、無理だったんだ。
お前と離れる事の方が俺は何よりも辛い。
抱き着いてきた優美が愛しくて、抱き締める何かじゃ足りなくて
「優美…」
「ぁ………」
俺は優美に顔を近づけた。
それと同時に目を瞑った優美…
それは、良いって事だよな?
俺はゆっくり、優美の唇に自分の唇を当てた。
俺、これで止めれっかな…
優美、好きだよ