ウサギとヒツジと時々オオカミ!?
親父が部屋から出て行くと
「恥ずかしい…挨拶も出来なかった」
「いんだよアイツは」
今は、俺だけでいいだろ?
親父の事すら考えてほしくねー…って、こりゃ俺病気だな。
「優美の恥ずかしいは口癖だな?」
「違うもん…」
優美は、顔を上げて俺を見つめて
「吉川君にしか…想わないもん」
俺は優美を抱き締めた。
優美の顔を俺の胸に無理矢理当てた。
だって今、俺の顔ニヤけてんだろ?
こんなみっともない顔、見せられねーよ。
「吉川君、苦しいよ~」
「可愛い優美が悪いんだよ」
もう、って言いながら優美は背中に手を回して抱き締めてきた。
俺は、お前と出逢えて幸せだよ。
こうして出来てる事も、これから一緒に過ごしていける事も…
俺は幸せに思う。
優美は、いつまでも俺だけの優美で居てな?
こんな俺だけど…
俺は、誰よりも優美を想ってる。
「優美、好きだよ」
「私も、吉川君大好き」