ウサギとヒツジと時々オオカミ!?
私の成長?
それとも、吉川君が前とは違う感じだから?
今、私は自分の気持ちを言える気がする。
「過去の事だけど…まだ引きずってるのかよって、思われちゃうかもだけど私はまだ怖いの。男の人と離すのも戸惑っちゃうくらい怖いの。」
「………ごめん…」
「だから、そんな事言われても私はよく分からないの」
私の言葉に吉川君は、一言こう呟いて私の話を聞いてるみたいだった。
「てかさ、吉川君小学生の時に優美を好きだったとしてももう今はそんな事関係ないんじゃない?」
「どうして?」
「過去の事、謝りたかっただけならそれだけしっかり謝ったら良かっただけなんじゃない!?」
由季の言葉に、真二君も頷いてるみたい。
キーコーン…カーンコーン…
微妙なタイミングにチャイムが鳴った。
真二君は、隣のクラスだから少し慌てながら戻って行ったけど由季はどことなく怒った表情をしながら吉川君を見てた。
私達は、そのまま話を終わらせて残りの授業を受けて長い1日は終わった。