ウサギとヒツジと時々オオカミ!?


「私も、優美から話聞いてた感じの人には思えなかった。それに……今だから言えるけど、優美は過去を引きずりすぎてるよ?」


「分かってる…私もちゃんと分かってるの」


「と思ったから私は言わなかったけど…今だから、今の優美だから言うよ?人は、今の優美みたいに変わるんだからやっぱしその時はその時で見てあげないと!心の中で疑ってばっかりだと、何も変わんなくなっちゃうよ!?」



優美にはやっぱり敵わない。
私の心読めちゃうのかな…?



美が言った通り、私は変われたかもしれないけど吉川君の事を心の中でひねくれて見てた。
吉川君自身を見てなかった部分もあるかもしれない。



「由季……私…」


「まっ、私も吉川君の事変人っぽく見ちゃったから人の事言えないんだけどね~」


「そんな事ないよ…由季、ありがとぉ」



いつもの様に頭を撫でてもらってる私。
由季は、私を傷付ける様な事は絶対しない。

少し、キツイ様な事を言うといっつもこうしてホローみたいにしてくれる。


感謝してもしきれないよ。



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