ウサギとヒツジと時々オオカミ!?
勇気の一歩
1人で聞くのは凄く怖かったけど、私は吉川君と一対一で聞く事にした。
由季に一緒に居て何て事まで頼めないし、ここで由季に居てもらったら私、もっと何も変わらない気がしたから。
私は、吉川君と店の隅のテーブルに行き話を聞く事にした。
さっきまで座ってた席で、由季に真二君怒られてるみたい…。
でも、その合間も私と吉川君が居る方をチラリと心配そうに見てくれてる。
大丈夫って表情してみたけど…出来てたかな…。
「優美…」
「は、はい!?…………」
急に呼ばれた名前にビックリして、声裏返っちゃった。