ウサギとヒツジと時々オオカミ!?
「お家、帰らないの?」
「帰らねー…お前こそ帰らねーのか?」
「…私も帰らない。一緒だね?」
「……………」
何だか不思議だった。
優美は俺って分からねーのに俺なんかの隣に座ってて、なのに何も聞いてこなくて…
何だか居心地が良い感じがした。
友達と居ても、家に居ても安心とか居心地の良さ何か感じないし居心地が良いか悪いかも分からなかった。
でも、優美の隣に座っていて今までの居心地は何か違ったって気づいた気がした。
公園の電灯に着いている時計を見ると、8時を過ぎていてこんな時間まで親以外と外に居るなんて事初めてだ。
優美も、俺の視線が気になったのか時計を見ると何故か俯いた。