ウサギとヒツジと時々オオカミ!?
ウサギとヒツジの真実の過去
―kazuya.side―
優美との公園の日から、俺は少し落ち着いた。
人を傷付ける事が減った気がする。
そして、優美の事を目で追うようになっていた。
「和也~…聞いてるか?」
「……ぁ、何だっけ?」
「最近、お前おかしいぞ?」
友達の話が聞こえなくなる程、俺は見入ってた。
あの日からとくに優美と話す何て事はなくて、時間だけが経っていった。
いつの間にか、優美と目が合う様になってて俺が見すぎたからか?と思い控える様にしてた。
でも、違ったんだ。
優美も俺と同じ気持ちだった…。