ウサギとヒツジと時々オオカミ!?
俺は、どうしたらいいか分からなくて教室の入り口で立ち尽くしているとクラスの中の1人が
「ぉ、和也!!昨日の見たぜ~!!」
「ぁ、あぁ…」
「災難だったなー」
ぇ…?何言ってんだ?コイツ。
「室井なんかに告られてさぁ」
腹が立った、今にも殴っちまいそうだった。
でも、俺にそんな事する資格がない。
俺も、コイツらと同罪だから。
それに、何だかやっぱり恥ずかしさがあって…
「断って当たり前だって!!」
「………だよな!こんなブス興味ねぇ!!」
ぁ…俺って……
本物の馬鹿だ。
俺を見つめてた優美に俺は、最低な言葉を吹き掛けて…
優美は、静かに涙を流して教室を出て行ってしまった。
ごめん…ごめん優美…
俺、どうしたらいいかわかんねーんだ
優美は、俺を安心させてくれたのに…
俺は、優美を傷付ける事しか出来なかった…。
その日から優美は、卒業までの間面白がられてイジメられる様になった…。
俺は、卒業を迎えて優美とはあのバレンタイン以降話さないまま卒業をした。