ウサギとヒツジと時々オオカミ!?
ヒツジは甘えん坊!?
―yu-mi.side―
そんなこんながあって今、私は困ってます。
「ょ、吉川君近いよ…」
「気にしないで?」
気にするから…。
今は、お昼休み中。
吉川君の過去を知ったあの日以降、毎日一緒にお昼を食べてます。
友達になったからいんだけど、何が困るって…
距離が近い事。
何故か、私の机まで椅子を持って来て真横でご飯を食べる吉川君。
今まで、由季とは何も思わなかったこの距離なんだけど男の人だから尚更気になっちゃうし周りの視線も何となく痛い。
「ちょっと!優美は、私の横でご飯食べてたんだよ!」
吉川君が一緒にご飯を食べ出してから、由季の横でなんて勿論食べれなくて不満を垂れてる由季。
「俺の横じゃ嫌って事かよ~」
「ゃ、違うよ!違うんだけど……」