ウサギとヒツジと時々オオカミ!?


「転入して来る前の日、優美見つけて俺…何かやっと見つけれて優美の事やっぱし好きだって思った。」


「それは…」


「違う事なんかないんだ…」



私が言葉を言う前にとぎられた…



「中学に入学して、色んな奴と仲良くなって…でも、あの公園とか優美に思ってた安心感とか心地好さは感じなくて。こうして、優美を見ただけなのにあの時と同じ気持ちになるんだよ」



そんな言葉、サラリと言っちゃう吉川君は凄い。
気持ち、何だか伝わってきた気がした。

私…きちんとこの人を信用してみよう。

そんな気持ちになった。



「私…嬉しい。嫌われてなかったんだって知って、嬉しいよ。吉川君の好きがどう言うのか分かんない…でも、友達から始めよう?まだ、ちゃんと上手く話せないかもだけど私は吉川君と友達になりたい!」



いつの間にか私の涙は止まってて、吉川君に自分の気持ちを伝えれた。



「やっと、笑ってくれたね…優美、変わんない。ありがとう優美」



私、笑えてるの?
自分でも気付かなかった。

でも、私の笑顔より今の吉川君の方が凄く凄く良い笑顔になってるよ?



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