ウサギとヒツジと時々オオカミ!?


「吉川君ってさ、カッコイイけど甘えん坊の子供みたい」


真二が一番だけどね?と、カッコイイ発言に落ち込んだ真二君に付けたしながら由季は話を続ける。


「子犬みたいな目したり、優美に甘えちゃってさ…」


もしかして、由季ヤキモチ?



「で…私思ったんだけど、ヒツジよね?」


は……?



由季さん?
何を言い出すかと思ったら…。



「髪の毛クセッ毛だし、見た目に似合わなくトロトロしてるしさ~」



ぁ、今絶対嫌味で言ったよ由季。



「そうかな…?優美、そう思う?」


「ぇ?」


何で私に聞くの!?


「ぁ、うん…由季に言われたら少しだけ」



真二君は、可笑しそうに笑ってて由季は言ってやった感丸出しだ。



「なら、優美はウサギだね?」


「な、何で!?」


「可愛いから…」



サラリと吉川君はそんな事言ってるけど、私にはかなり心臓に悪い。



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