ウサギとヒツジと時々オオカミ!?
中学校は、親の転勤でその町からは離れ、小学生の子達はいない中学へと入学した。
そこで知り合ったのが由季だ。
周りに中々溶け込めない私に由季は、優しく声を掛けてくれて今じゃ親友って仲にまでなったんだ。
由季は、凄く可愛い!
誰とでも仲が良く出来てて、優しくて…私にない物を沢山持ってる。
私も由季と同じとかじゃないけど、由季みたいになりたいって思ってる。
由季と仲良くなると、徐々に違う子達とも話せる様になった。
でも、どうしても男の人はだめで…由季が不思議がってたから小学生の時の事を話したら
「そっか…でも、世の中そんなアホばっかじゃないからさ!これから徐々に慣れてって高校くらいには彼氏なんかお互い作っちゃおうよ!」
って…すごくスッキリした気持ちになって、救われた気がした。
救われたと言えば、高校で小学生の人たちが居なかった事だ。
中学の時の様に、楽しい生活が送れる…。
『これから頑張って彼氏作るぞ!』
って気持ちになった。
でも、違ったんだ。
この後起こる事で私は想像してたいた生活が全く別のモノになっていった。