ウサギとヒツジと時々オオカミ!?


この事を吉川君に話してどうなるんだろう。


吉川君が悪い訳じゃないのに、話したりしたら



どうにかしてほしい



って頼ってるみたいで嫌だ。



今回の事は、吉川君にも勿論由季にも頼ってもしょうがない事だし実際誰にもどうにも出来ない事なんだ。



こう考えると、小学生の時の事も吉川君は悩んでくれてたみたいだけどどうにも出来なかった事が当たり前だったんだよね。



私がきちんと強くならなきゃいけなかったんだよね?
ちゃんと言える様になんなきゃダメだったんだよね?



謝ろう。



この事をちゃんと勘違いされない様に話しをしよう。



チャイムが鳴るのが聞こえた私は、気合いを入れる様に頬を叩いて教室へと戻った。



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