ウサギとヒツジと時々オオカミ!?

ウサギの恐怖



―yu-mi.side―



―帰りのホームルーム―



「悪いが、体育委員は放課後体育館倉庫の片付けを頼めないか?職員会議で部活は今日無くてな」


「まぢかよ先生ー」


「ちょっと、俺も頼まれたんだができなくなってな~。頼む!」



私は、じゃんけんに負けて体育委員になった。
先生の頼みに渋々了承して、体育館倉庫の片付けをする事になってしまった。
体育委員の、男子はすごく嫌そうに項垂れてた。



「吉川君、ごめん。どこかで待っててもらえないかな?」


「なら、図書館にでも行るよ!暖房あるし!」


「学校じゃなくても…」


「早く逢いたいから」



私の、頼みに吉川君はそんな事言っちゃって…


ありがとうって言って、私は体育館へと向かった。




あれ?居ない…




あれ程嫌がってた体育委員の男子は、見事に帰っちゃってるみたいで居なかった。



待ってても仕方ないと思い、一人で作業をする為先生から預かった体育館の鍵で中へと入った。



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