ウサギとヒツジと時々オオカミ!?
「ユーミ?おーい…!」
「…………ッッ!?」
「どしたの?」
完璧に自分の世界に入ってた私は、由季の言葉で我に帰った。
「由季と出会った時の事、思い出してたよ(笑)」
「何それー!優美、ユキの事好きすぎー」
本当だよ…。
由季が居なかったら、今の私は居ない。
こんなに明るく友達と話せる様になったのは、大袈裟って由季に言われるけど由季のおかげだ。
由季が、戸惑ってる私に声を掛けてくれなかったら何も変わらなかったと思う。
「由季大好きッッ!!」
「ぇ!?何何!?告白?両思いだって~!!」
頭を撫でてくれる由季の手は、本当に優しい。
この手に何度も救われた。
今、周りからは変な目で見られちゃってるけど…。