ウサギとヒツジと時々オオカミ!?


「うっま!」


「腹、減ってたしな…」



大袈裟なヤツだな…
ハンバーガーにかぶり付きながら、幸せそうな顔をして食べてる岡崎に苦笑しながらポテトに手を伸ばした。



「吉川さ、やっと素だせてんだ?」


「は?」


「いや…ゴホッゴホ…」


「汚ねぇ!?飲み込んで話せよ!?」



モゴモゴと口を動かしながらの岡崎の話を何とか聞き取ったが、喉に詰まらせ俺が岡崎のジュースを渡すと勢いよく飲み込み落ち着いたらしく



「わりぃわりぃ。ほら、男でもヒツジ?って言ってたけ由季…まぁ、ヒツジみたいなあんなキャラあんまいねーしな?」



ってニコニコ笑いながら言われた。


コイツにもバレてたのかよ。



「うっせーよ…」



そう俺が言うと、岡崎は笑って



「そっちのが俺は話しやすいからいいけどな?」



岡崎はそう言うと、残りのハンバーガーを全部口に突っ込んだ。


馬鹿じゃねーのコイツ。


でも、まぁ…こーゆうのも悪くねーか。



< 94 / 186 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop