†private love†

in保健室






「………ん…」



あたしは目を開けて辺りを見回す。


「気がついたか?大丈夫??」



「え?あ…うん。大丈夫」



あたしはぼーっとしたまま答える。


あ〜、何も考えれない…。


頭回らない。



「ごめんっ!!病弱なのにあんなことして」


「へ?病弱?誰が…?」


もう一度言っておく。


今のあたしは脳が始動していない。


「未愛がだろ?」


何言ってんだ?、と言って訝しげな顔をする。



「あー、うん。そうだったね」


あたしは棒読みで言う。




頼む。今は頭が回っていないから、そういったことに触れないでくれ。







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