†private love†
ガバッ!!
あたしは勢いよく起き上がる。
「い、今あたしなんて言った!?何が起こった!?なんでそんなこと聞いた!??」
あたしは目を見開いて蓮くんに質問をぶつける。
「やっぱりそうだったのか」
「まま、ま待って!誰にも言わないで!何でも言うこと聞くから、お願いっ」
あたしは両手を顔の前で合わせて頭を何度も下げて懇願する。
「別に、そんなことしなくても言わないが……。……そうか「本当!?ありがと……」
あたしは蓮くんの言葉をかき消すようにお礼を言ったが、それを蓮くんに遮られてしまった。
「そんなにオレの言うことを聞きたいか。それなら仕方ないな」
え゙。
しまった、という顔をするあたしに、蓮くんはニヤリと笑った。