†private love†





「何笑ってんだよ。言っとくけど、拒否権はねぇんだからなっ」


ふてくされるように言う猫さんはとてもとても可愛くて、意地悪したくなった。



「ねぇ、今あなたの目の前にいる私が芸能人って分かって言ってる?」


あたしは眼鏡とマスクをとって言う。




「そんなもん関係ねぇ。付録なんてどうでもいい」


つん、と口を尖らせた。


きゅん///



何この子!!

ちょー可愛いんですけど!!!





みんなはあたしの“付録”が好きで近づいてきてるだけ。


それは歌姫だったりアイドルだったり、顔だったり……色々だけど。



蓮くんはあたしの中身を見てくれてるんだね。









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