†private love†
「未愛…オレの方こそありがとう」
あたしは思いもしなかった蓮くんの言葉に焦る。
「え!?なんで蓮くんが??」
そう言うと蓮くんはあたしの目を見つめて微笑んだ。
「オレと出逢ってくれてありがとう。
オレに優しさをくれてありがとう。
オレに、感情をくれてありがとう…て、なんで泣いてんだ!?」
あたしは蓮くんの言葉を聞いて涙が溢れ出していた。
「れ、蓮…くん」
「ん?」
あたしの言葉に優しく反応してくれる。
誰か助けて下さい。
あたしは会って間もない猫さんに……
惚れてしまいそうです。