†private love†
「来んな。つかうるせぇ」
蓮はあたしの頬から手を離した。
「ちょっと、いくら何でもそんな言い方ないんじゃないの?」
あたしは蓮の両肩を押さえて言う。
「城崎くんっ!?誰その女」
女の子は声を荒らげて、近づいてくる。
そしてあたしの肩を掴んで引っ張る。
「!!中澤…さん…?」
あ…佐山さん…。
あたしのクラスの派手グループの子の一人。
「なんで中澤さんが城崎くんといるわけ!?」
佐山さんは怒りを露わにしている。
「おい、中澤さんに当たってんじゃねぇよ」
「なんで庇うわけ!?どういう関係??」
蓮は言葉に詰まる。