†private love†





一階の渡り廊下を歩き、中庭に出る。




校舎から少し離れた木陰に座る。



ここからはグラウンドや校舎が見えなくなっている。





中庭に来る人なんてほとんどいないので、あたし一人の空間になっていた。



今は初夏。



まだ夏服は許可されていないが、着てもいいくらいの暑さ。




風が気持ちよくて、眠気をさそう。








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