2人だけ






何回も何回も誰かが




「×××××」ってわたしが知らない人の名前を呼んでいる




少しずつ身体を起き上がらせて、瞳を開ければ視界が少しずつ元に戻ってはっきりと見えた




前にもこんな事があったなぁって思い出していたらあの人と先生が不安そうな顔をこっちに向けている




「あと30分痛みで苦しんでいたらコレを打とうと思ってました」







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