蝶と嘘

必要とする目的は何か

―次の日。

・・・ドンッ!!!

「ご、ごめんなさいいっ。」

「痛ってぇ~。」

げっ!!

赤石零!

「大丈夫?」

「あぁ、それよりお前。俺にいつもテストで負けてる桂木っちがりこだろー。」

いきなりムカツク奴!

初対面でそれはないでしょ。

・・・確かに負けてはいるけど。

で、でもそこまで言わなくてもいいじゃない。

「あれ?違った?」

「そうですけど、何か?」

「へぇ~思ったよりも面白そうな奴。・・・そうだ、俺と付き合わない?」

「はぁ?」

「いや、ぶつかった罰としてさ。いいじゃん、そっちがぶつかってきたんだし。」

ぶつかったのは事実だけど、それとは全く関係ないでしょ。

「あっ、言っとくけどお前に拒否権ないから。強制だから、よろしく☆」

えーーーーーーーーーーー!?

もうほんっと最悪ーーーー!!!!
< 5 / 7 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop