Dear だいすきな君

席替え




恋愛をしないと決めてから
数ヶ月のことだった。



「席替えするぞー!」

『やったー♪』

あたしは、後ろの席だったのだが
うるさいとしかられ
一番前にされたのだ。

やっとこの席から
解放される(;_;)


今回の席替えは自由。

あたしは友達と近い席にした。


「今日からこの席で
 頑張るように。
 受験生なんだから
 静かに授業受けろよな。」


『げっ、受験生だった。』

すっかり忘れてた。

気づけば受験まで
あと半年を切っていた。


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