Dear だいすきな君
ある日、
席が近くのクラスメートが
「男の子と女の子
何人ずつほしい〜?」
と話ているのが聞こえた。
まだまだ先の話じゃん。
「結愛、お前何人?」
悠河も話を聞いていたのだろう
あたしに聞いてきた。
あんま考えたことないな。
『男の子一人、
女の子二人かな。』
「あー俺も!
でも、なんで?」
『男の子って
反抗期怖いじゃん。
でも、一人は欲しいし。
女の子は何人いてもいいけど
そんないたら…ね?』
「曖昧な答えだな。」
そう言って悠河は笑った。
白目なくなる悠河の笑顔。
いつから君の笑顔を
あたしだけのものに
したくなってたのかな…