殺人カメラ


お父さんは私に多額の遺産を残していて私は不自由なく暮らせるようになった。

私は家があった所に新しい家を立てた。
ここからはなれると何故かお母さん達を忘れてしまいそうで。

そこで何度も夜を過ごしているとあの日の事が悪夢として蘇る。

しかし、何度も見ていると不自然な事に気付きはじめた。


あの時、家にもう一人いたのだ。
顔は見えなかったが確かにいた。

逃げる私を満足そうに微笑んでいた…
そんな気がする。

そんな事を繰り返していた時、阿部先生に出会ったのだ。

両親が死んでいたので阿部先生を親のように思っていた。

美術部に入ったのも阿部先生がいたからだ。


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