元カレ教師・完結編~君がいる日々、いない日々~
「今の私がそうだもん。
お茶は好きだけど、それ以外の事も沢山知って、それで本格的にお茶したい。」
「そうだったね。」
「だから妃奈ちゃんの気持ち凄く分かるし、せっかく他の世界に目を向けて出会えた人がいるなら、その人と幸せになってほしい。」
「だよね。」
あたしは今の恋人の顔を思い浮かべた。
今日は真幸に対して悪い事を沢山した。
「水差すような言い方に聞こえるかもしれないけど、」
「?」
「妃奈ちゃんのことを1番幸せにしてくれる人と一緒になってね。」
「それが真幸だよ。」
「妃奈ちゃん可愛い。」
「そんな事ないよ。」
あたし達は笑った。
「でもそれなら安心だね。」
「安心って?」