元カレ教師・完結編~君がいる日々、いない日々~
「おはようございます。」
「おはよう。」
今日もいつも通りの朝だ。
日に日に暑くなっていくのには辛い思いをしているが、それ以外は何もなかった。
「滝沢。」
「はい!」
「放課後ちょっと力仕事頼みたいから、今日はその分の体力は残しといて。」
「分かりました。
あの…因みに何するんですか?」
正直全力で走るとかはやめてほしいな。
「荷物運ぶの手伝ってほしいんだ。
結構量と重さあるから、覚悟しとけよ!」
「はい。」
一体何を運ぶかは知らないが、これは本当に覚悟しなければならない。
ということは、今日は体力セーブしながら頑張る事になる。
それも大変だな。
そう思ったあたしは 唾を飲んだ。
「滝沢行くぞ!」
今日もこうして一日が始まった。