元カレ教師・完結編~君がいる日々、いない日々~
「おはようございます!」
「おはよう。」
今日は学校までの道程も人で溢れていた。
ちょうど通学のピークとも言える時間だ。
沢山の生徒から挨拶される。
知っている子もいるが、今まで顔も見た事ないような子が多かった。
たまにはこういうのもいいな。
あたしは純粋にそう思った。
勿論、やらなきゃいけない仕事があるから、朝早く来ないといけない。
それでより良い準備をして授業をするのは大切な事だ。
だけど、こういう時間も時には必要だと思う。
こういう機会を利用する事で、生徒との距離が近くなる。
うん、良い事だ。