元カレ教師・完結編~君がいる日々、いない日々~
あたしは直ぐ様、彼の元に行った。
「北条先生、お待たせしました。」
「じゃあ行くか。」
既に帰る用意を済ませていた。
「あの…」
彼は立ち上がって言う。
「晩飯驕るよ。」
彼はそれだけ言うとスタスタと歩き始めた。
あたしはいつもと同じように、彼に着いて行く。
「お先に失礼します。」
近くの席の教師に彼は言った。
「お疲れ様です。」
その人は、合言葉のようにそう言った。