元カレ教師・完結編~君がいる日々、いない日々~
手洗いうがいの後、晩御飯を食べたあたしは、自室に行くなりベッドに座り込んだ。
あたしは携帯を取り出すと、電話帳を開く。
大切なその人の名前を探す。
勿論すぐに見付かる。
「もしもし?」
電話の向こうから声が聞こえた。
「もしもし、未来?」
「聞かなくても分かるでしょ?」
「そりゃね。」
今はもう遠くに住んでいる親友と話すのは久しぶりだった。
長谷川未来、あたしをずっと支えてくれている大切な人だ。