元カレ教師・完結編~君がいる日々、いない日々~
「話すの怖い?」
「怖いっていうか…
話さなきゃいけないのは分かってるんだけど、上手く言えるか分からない。
説明が下手で、誤解されたらどうしよう…」
「そんな心配しなくても大丈夫だよ!
真幸さんは分かってくれると思う。」
「分かってくれるかな?」
申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
自分の気持ちが曖昧なまま話すのは良くない事だけど、殆どハッキリしてから話すのも躊躇われる。
真幸は良い人だから。
傷付けたり、戸惑わせたりしたくない。
最も、あたしの今の気持ちが変わらないかぎりはそうさせるのだが。
やっぱり未来の言う通り、話すの怖いや。
誰もいない部屋に一筋の涙が落ちた。