元カレ教師・完結編~君がいる日々、いない日々~
家に着き、あたしはベッドに身を投げる。
…
何故だろう?
何故だろう?
馬場さんの笑顔が頭について離れない。
幸せそうに輝く笑顔は、高校生時代からの親友である如月みやびちゃんの笑顔に似ていた。
そして、
中学一年生の頃のあたしにも、少し、似ている気がした。
スーツのまま寝返りを打つ。
そして目を閉じた。
やっぱりモテるんだ…
あたしはそのまま眠りにつきたくなった。
きっと今寝たら最高に心地好いのだろう。
だが、強制的に目が覚めた。
電話がなっていた。
あたしは携帯電話を開く。
真幸からだった。