元カレ教師・完結編~君がいる日々、いない日々~
大概は当たるのにね。
「占い師じゃないんだから!」
「そっか。」
「そうだよ。
それに、何となく分かるのは妃奈だけなんだから。」
あたしはとても幸せな気持ちになった。
あたしにとって、未来は特別な人である。
大切な親友は他にもいるが、その中でもやはり未来は特別なのだ。
未来もそう思ってくれているのだろうか。
それなら、本当に本当に幸せな事だ。
「ありがとう。」
あたしは自分の気持ちを素直に表現した。
「…そんなお礼言われる事なんかじゃないよ。」
照れているのか、未来は少し早口になった。
そしてまた普段の速さに戻る。
「話戻すね。」