元カレ教師・完結編~君がいる日々、いない日々~
-*-Last Day-*-
早朝の連絡
あたしが目を覚ましたのは、午前四時を少し過ぎたあたりだろうか。
皆からのメッセージを読み終えた事は覚えているが、その後の記憶がない。
あたしは体を起こした。
すると、パサッと音がした。
見ると、ベッドの上にあるはずの布団が落ちてある。
きっとお姉ちゃんだ。
この家でこんな事するの、お姉ちゃんぐらいしかいない。
と考えつつも、絶対なる確信は持てなかった。
お姉ちゃんなら起こしそうなのに。
そう思うと不思議でならなかった。
だが、すぐに違う事を思い始めた。
「お腹すいたな。」
昨日の昼にお弁当を食べてから、何も食していない。
あたしはまだ眠たい体を持ち上げて台所まで向かった。