元カレ教師・完結編~君がいる日々、いない日々~


「妃奈!」


あたしは足を止めた。


何故か彼まで足を止めた。


あたしは目を見開いた。


「真幸!?」


真幸はこちらへ駆け寄って来た。


「よ!」


「どうしたの、真幸?
家こっちじゃないじゃない。」


「用があって近くまで来たから、妃奈に会いたくなって。
携帯に連絡入れたけど、返事無かったからまだ帰ってないと思ったからさ。」


「それで待っててくれたの?」


「まあな。
妃奈、そちらの方は?」


あたしが後ろを振り返ると、彼はまだそこに立ち止まり、あたし達を見ていた。


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