元カレ教師・完結編~君がいる日々、いない日々~
「うん。
お父さんが出張で、お母さんが近所のおばちゃん達と温泉旅行で、お姉ちゃんも仕事で今日は帰らないって。」
「そういう事!」
「うん。
まぁ何日かしたら皆帰って来るけど、全然気にしないで。」
「ありがとう。」
みやびちゃんはまたカップに口をつけた。
「あ、そうそう!」
「?」
みやびちゃんが少し首を右に傾ける。
凄く可愛かった。
あたしには到底出せない可愛さだ。
「あたし明日出掛けるの。
だから悪いけど、明日はみやびちゃん一人。」
「分かった。
就活?」
「ううん。
真幸と出掛けるの。」
「真幸さんって妃奈ちゃんの彼氏さんだよね?」
「そうそう。」
それからは、あたしと真幸の話で盛り上がった。
そして明日の予定についても少し話をした。