桜姫紀
刀かぁ・・・。
朝餉を食べながら私は考えていた。

私は別に特にこれといってやりたいものもないから刀にするつもりだった。
だけど、こんな中途半端な気持ちでいいのかなぁ・・・。

うーん、焔さんとかに相談しようかな・・。
ダメだ。
これは私の問題なんだから自分で解決しないと!

「・・桜。」

「はっ、はい!」

振り返ると、瑠衣さん。
えと、何か・・?

「早く食べてよ。片づけが出来ないじゃない。」

「え?・・・あ。」

確かに周りにはみんな食べ終わったようで誰もいない。
慌ててご飯を口にいれた。







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