桜姫紀
うぅ、食べた気がしない・・。
でも、そんなこと言ってられずにあっという間に修行の時間。

「えーと、碌さん、碌さん・・・。」

つーか、碌さんいないんですけど!
もう修行の時間ですよ!?
遅刻ですか!?
・・・・いや、あのひとに限ってそんなことなさそう。

「あら、桜?」

「あ、雫さん。あ、碌さん見ませんでしたか!?」

「え?あ、桜は聞いてないのね。今日は焔さんと碌さんと瑠衣さん・・
年長者たちがやらなきゃいけないことがあるから、
夜まで帰ってこないわよ。」

「やること?」

「・・・あぁ、年下の私達には知らなくていいこと、らしいわ。」

前、年齢とか関係ないとか言ってませんでしたか・・?

「わかりました。どうもありがとうございます、雫さん!!」

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