桜姫紀
「あの男の財産は強盗に盗まれたって言われてるけど、
持ってるのは私よ?」

「でっ、でも・・・!!死体は2つあった・・。」

「あら、それはそこら辺の人を殺して自分に見立てたのよ。
顔をぐちゃぐちゃにすれば誰が誰なんてわかりっこない。」

「ひどい・・・!!」

ひどすぎる、残酷すぎる!
この人だけは、許さない!!!
葵さんの気持ちを踏みにじって!!!
葵さんは今でも貴方のこと、信じてるのに!!
自分のせいでお兄さんが殺されたって責めてるのに!

それを、貴方は利用した!!

「ふふ、私のことが許せない?」

「当たり前です!」

「じゃあ、いいこと教えてあげる。」

「貴方が狙われた理由をね、」
< 52 / 73 >

この作品をシェア

pagetop