桜姫紀
トッ、と着いたのは小さな住まい。
私がいた部屋ほど広くはないけど、殺風景ではなくて
書物や筆。
そういったいかにも生活してますといったものがあちこちに散乱していた。
「よし、みんなに桜のこと紹介しなくちゃな!」
ニッ、と人懐っこい笑みを向け、そういった。
「え?」
すると焔さんがすぅ、と息を吸ったかと思うと。
「おぉぉぉいぃい!!全員集合ぅぅ!!!!」
耳がキーンとしてジンジン痛い。
よくこんな大きい声出せるなぁ…
と驚いているのもつかの間
ドド…!と人が降ってきた。
………。
何なんだ、ここ。
「何だよ焔――って何!?この可愛い子!?」
おちゃらけた雰囲気をまとう少年が言った。
「あ…桜です。」
ぺこり、と会釈をしてそう言った。
「俺は秋人(あきと)よろしくな!」
「そういえば桜っていくつなんだ?」
焔さんが唐突に聞いてきた。
「数えで13です。」
「じゃあ私達と同じね!初めまして、私は雫!!ほら、俊も。」
雫さんが俊さんを無理矢理引っ張って連れ出した。
「・・俊だ。」
「あんたねぇ。もっとまともな自己紹介はできないの?」
「うるさい女だな、こっちは眠いんだよ。」
「なんですって!?」
「まーまー2人とも。」
今からにも喧嘩しそうな2人を秋人さんがなだめた。
うーん仲いいな・・・。
私がいた部屋ほど広くはないけど、殺風景ではなくて
書物や筆。
そういったいかにも生活してますといったものがあちこちに散乱していた。
「よし、みんなに桜のこと紹介しなくちゃな!」
ニッ、と人懐っこい笑みを向け、そういった。
「え?」
すると焔さんがすぅ、と息を吸ったかと思うと。
「おぉぉぉいぃい!!全員集合ぅぅ!!!!」
耳がキーンとしてジンジン痛い。
よくこんな大きい声出せるなぁ…
と驚いているのもつかの間
ドド…!と人が降ってきた。
………。
何なんだ、ここ。
「何だよ焔――って何!?この可愛い子!?」
おちゃらけた雰囲気をまとう少年が言った。
「あ…桜です。」
ぺこり、と会釈をしてそう言った。
「俺は秋人(あきと)よろしくな!」
「そういえば桜っていくつなんだ?」
焔さんが唐突に聞いてきた。
「数えで13です。」
「じゃあ私達と同じね!初めまして、私は雫!!ほら、俊も。」
雫さんが俊さんを無理矢理引っ張って連れ出した。
「・・俊だ。」
「あんたねぇ。もっとまともな自己紹介はできないの?」
「うるさい女だな、こっちは眠いんだよ。」
「なんですって!?」
「まーまー2人とも。」
今からにも喧嘩しそうな2人を秋人さんがなだめた。
うーん仲いいな・・・。