【短編】好きだ、馬鹿。
「お前…金本ちょっと来い」
って、急に小林に腕を引っ張られた。
「ちょ…どこ行くん!?!」
「黙れ」
「黙れちゃうし!!!
ちょっと、本間やめろや!!!」
あたしは、引っ張られて体育館裏に連れて行かれた。
「なぁ…
お前…金本…俺のこと好きなん??」
"話し聞いてへんかったんか!!"
って、思うくらいアホな質問…
でも、あたしは
なんとなく…小林と二人きりになれたことが嬉しかった。