あなたは嘘を信じるの?

*2.1*

その時、までは“普通の女の子”だったんだ

ただの、幸せな家族だった


その日、部活が長引いてしまった麻柚は、夜の暗い道を、1人歩いていた。





家に帰った麻柚は、家の中が、いやに静かなのに気付く。

気付くと、ヘンな生臭い臭い。



『な、なに?お母さん?お父さん?』





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