大人彼氏
大学生彼氏
プルルルルル・・・・
プルルルルル・・・・
「はい」
呼び出し音が切れてあたしの大好きな声が聞こえた。
「もしもし!?」
あたしはベッドで寝転がっていた体を思いっきり起こした。
「なに、そんなでかい声出して」
電話越しに少し笑う人。
あたしの大好きな人。
「いや、なんか声聞くの久々だから・・・」
「久々って。3日前会ったじゃん」
「3日前じゃんっ。
もう3日前だよ!?
あーいーたーいーっ」
あたしは足をジタバタさせて首を横に振る。
「まぁ、確かにもう、だよな。
俺も会いたいんだけどさー」
「・・・ふふふっ」
「なんだよ」
「いや、なんか嬉しいなって」
「え、なにが?」
「智志くんもあたしに
会いたいって思ってくれてることが」