枯れた瞳。
洋太と他愛もない会話をしている,相変わらずなあたしがいた。
この頃のあたしは,自分のキモチに気付き始めていた…。
洋太と話す度,早まる鼓動。赤く熱くなるあたしの顔…。
触れられただけで,嬉しくなっちゃう心…。…いつの間にか洋太に恋をしていた。
あれほど避けていたのに,こんなに早く次の恋が訪れるなんて…

自分のキモチを知ってしまったあたしは,今まで以上に洋太を意識するようになり,自然でいる事が出来なくなっていた…。
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