あの日の僕ら
「これ、やる。」
「え・・・?」
差し出された手に持たれているのは
海を連想させる水色のイルカのストラップが・・・2個。
「1個は俺の。」
「へ・・・」
「おそろい♪来年は一緒海泳ごうな!」
「う、うん!!」
私は思わず顔が赤く熱くなる。
なんて 恥ずかしい事言うの!?
でも
うれしい!!!



「ありがとう。」



そういうと
二人でストラップを携帯につけて
歩きだした。
そして優はお守りを買った。
何のお守りだったのか分からないけど
チラっと見たらピンクだったから
恋愛成就かな・・・・?
優・・・
好きな人いるのかな?
こんなに近くにいるのに 優の気持ちが分からない。
私は 優にとって ただの友達なんだよね・・・・。
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