あの日の僕ら

当日。




『アハハハハハハハ！！！』
朝 初めて皆を見た時は笑いが絶えなかった。

野球部男子 おもろすぎる！！
でも・・・
「きゃ～！優くん似合う！！」
「嬉しくねぇよっ」
そう。
優はバリバリ似合ってる。
女子によると私が一番男っぽいらしく似合ってるらしい。
まぁ 悪い気はしないけど。


でも喫茶店だから働くんだけど・・・。
優は男子にモテて
私は女子にモテた。

優は オーダーが終わるとすぐ逃げてた。
でも
私は悪い気がしなかった。
だから
「あの、ひよくんって呼んでもいい？」
「いいよ。」
笑顔で お答えしますとも！！

「ひよく～ん、写真とろ～！」
「えぇ、大丈夫ですよ。」
私は基本 敬語キャラを設定にやっていた。
やば・・・
結構楽しい！！

いつのまにか
休憩時間になる。



私と優は
男子と女子の群れから脱出する。
私は手を差し出す。
「はい、優ちゃん」
・・・

優はニッと笑い
「えぇ、ありがとう、ひよくん。」
と手を取った。